blog – 5: Designing Media Ecology https://www.fivedme.org Tue, 22 Jun 2021 02:11:23 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.10 https://www.fivedme.org/wp/wp-content/uploads/2020/09/cropped-5dme-32x32.png blog – 5: Designing Media Ecology https://www.fivedme.org 32 32 Launching Radio 5 on June 2018 https://www.fivedme.org/2018/06/23/launching-radio-5-on-june-2018/ https://www.fivedme.org/2018/06/23/launching-radio-5-on-june-2018/#respond Sat, 23 Jun 2018 05:25:46 +0000 https://www.fivedme.org/2018/06/23/launching-radio-5-on-june-2018/ (日本語はうしろ)

Dear all,

After a couple of years preparation, some of community members of Magazine 5: Designing Media Ecology have been collaborating with each other and finally launch a (kind of) radio, or a sister, online voice medium of 5 on June 2018.

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https://medium.com/radio5

Radio 5 made its début at the Cultural Typhoon 2018.
Sota Takahashi, Shin Mizukoshi, and other members exhibited Radio 5 with the sales of Magazine 5 both on June 23 and 24, East Building, Omiya campus, Ryukoku University, Kyoto. 
See the program of CT 2018.

You can check the context, perspective, and mission of Radio 5 by reading “A Report on the Kickoff Symposium for ‘Radio 5′: Deep Breath with Radio” written by Sota Takahashi in the 8th issue of Magazine 5.

From now on, we will explore issues in the depth of radio, and alternative cultural formats of voice and sound media.

Sincerely Yours,

Radio 5 Founding Members:
Kim Jirik, Mamiko Hayashida, Setsuko Kamiya, Shinya Mizojiri, Shin Mizukoshi, Tatsuo Sugimoto, Sōta Takahashi, and Eva Tsai

みなさま

数年来、雑誌『5:Designing Media Ecology』のコミュニティで出会った仲間が集まって協力し、オンラインの声のメディアとしてラジオの立ち上げ準備をしてきました。
それがようやく、2018年6月にはじまります。

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https://medium.com/radio5

ラジオ『5』、ついにカルチュラル・タイフーン2018でこけら落としでした。
6月23日(土)24日(日)、会場となる龍谷大学で、高橋聡太、水越伸らがお披露目。ラジオ『5』を聞いていただくと同時に、インタビューをお願いし、トークショーも開催しました。CT2018のプログラムはこちらをご覧ください。

ラジオ『5』の背景や趣旨については、雑誌『5』第8号掲載の高橋聡太著「<Radio 5>キックオフ・シンポジウム報告:ラジオと深呼吸」をお読みください。

これから私たちは、ラジオの奥底にあるものをとらえ、これまでにない声や音のメディアの文化的なかたちを探していくつもりです。雑誌『5』ともども、どうかよろしくお願い申し上げます。

ラジオ『5』創設メンバー:
キム・ジリク、林田真心子、神谷説子、溝尻真也、水越伸、杉本達應、高橋聡太、エヴァ・ツァイ

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https://www.fivedme.org/2018/06/23/launching-radio-5-on-june-2018/feed/ 0
April 28 研究会「新しいメディア理論の構築に向けて」開催 https://www.fivedme.org/2018/04/13/april-28-%e7%a0%94%e7%a9%b6%e4%bc%9a%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e7%90%86%e8%ab%96%e3%81%ae%e6%a7%8b%e7%af%89%e3%81%ab%e5%90%91%e3%81%91%e3%81%a6%e9%96%8b%e5%82%ac/ https://www.fivedme.org/2018/04/13/april-28-%e7%a0%94%e7%a9%b6%e4%bc%9a%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e7%90%86%e8%ab%96%e3%81%ae%e6%a7%8b%e7%af%89%e3%81%ab%e5%90%91%e3%81%91%e3%81%a6%e9%96%8b%e5%82%ac/#respond Fri, 13 Apr 2018 14:08:43 +0000 https://www.fivedme.org/2018/04/13/april-28-%e7%a0%94%e7%a9%b6%e4%bc%9a%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e7%90%86%e8%ab%96%e3%81%ae%e6%a7%8b%e7%af%89%e3%81%ab%e5%90%91%e3%81%91%e3%81%a6%e9%96%8b%e5%82%ac/ 日本マス・コミュニケーション学会主催の研究会に、『5』編集室がポストメディア研究会(代表:毛利嘉孝)とともに共催します。
もちろん雑誌販売もいたします。

参加費無料、事前登録不要。お誘い合わせの上、お越しください。
北千住にてお待ちいたします。

Title:
新しいメディア理論の構築に向けて:トランスナショナルな知的ネットワークを背景に
Transnational Knowledge Production Towards a New Media Theory

Date: 2018年4月28日(土)15時~17時半
Venue: 東京藝術大学千住キャンパス第一講義室
Speakers:
アレクサンダー・ザルテン(ハーバード大学)
水嶋一憲(大阪産業大学)
毛利嘉孝(東京藝術大学)
Chair: 水越伸(東京大学)
Language: 日本語、および英語(通訳はありません)

Organizer: 日本マス・コミュニケーション学会
Joint Organizer:
『5:Designing Media Ecology』編集室
ポストメディア研究会(代表:毛利嘉孝)

Abstract:

21世紀に入って私たちを取り巻くメディア環境は大きく変容した。デジタル化がもたらしたインターネットの普及とメディアのインテリジェント化、そして携帯端末の普及と液晶技術の発達がもたらしたスクリーンの都市空間における増殖が、私たちのメディアスケープを大きく変貌させた。急速に進んだグローバル化や産業構造の変容は、資本主義の生産様式を再編し、メディアをめぐる権力関係と主要なアクターを一変させた。そして、政治的に観点から見れば、アメリカの相対的な影響力の低下とトランプ政権の台頭、BRICsの台頭、BREXITの衝撃、アジア・アフリカの新興諸国の急速な発展、そして各地域で高まるナショナリズムなどが、メディアの変容に呼応するように起こっている。

このような状況の中でメディア研究も大きく変化しつつある。何よりもメディア研究が研究対象としてきた「メディア」の定義や社会的な条件が変容した。メディアは、もはやテレビや新聞のように狭義の「メディア」に留まることができない。メディアは微粒化し、分散し、液状化し、私たちの生活のあらゆるところに、そして身体にまで浸透しつつある。このような状況において今日どのようなメディア理論が構築できるのだろうか。

本研究会では、こうしたグローバル化とデジタル時代におけるメディア理論がどのようになりつつあるのか、あらためて議論しようというものである。 本企画にあたって考慮したポイントは以下の三点である。

第一に考えたいことは、「メディア」が変容し私たちの生活の重要なインフラストラクチャーになることによって、メディア研究がもはや狭義の「メディア」の研究に留まることができず、広く現代社会の分析となりつつあるということである。特にここでは、資本主義と呼ばれる経済制度が、ネットワークやコミュニケーションなど非物質的な商品や労働が経済の中心的な要素になるにしたがって、どのように変化したのかということに注目したい。

第二に、この新しいメディア研究において、これまで人文系や社会系、あるいは哲学、文学、歴史学、社会学、文化人類学、経済学と伝統的に分割されていたディシプリンが、メディアという新しい研究対象を考察するにあたって再編を余儀なくされている。特に今回の議論では、かつて批判理論、(ポスト)構造主義、ポストモダン理論と呼ばれていた人文系の議論が現在のメディア研究や資本主義分析にどのように援用され、発展しているのかということに焦点をあてたい。

第三に、こうした作業はこれまでメディア「理論」と呼ばれていた体系の西洋・男性・テキスト中心主義的な傾向に対する批判を要請する。たとえば日本のメディア研究において、理論はなぜ主として欧米の男性が書いたテキストであり、「日本のメディア」の研究はしばしばその理論の単なる応用の場、ひとつの「事例」研究に閉じ込められてきた。アジアをはじめとする非西洋圏は、今ではメディアやそれに関わる産業や文化の大きな生産と消費の空間となっている。と同時に、メディア環境の発展は、もはや私たちの活動を物理的・地理的な制約から解放しつつある。この時代に、よりトランスナショナルな批判的な理論はどのように構築されるのかを考える時期に来ている。

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Skype Discussion by Tomiko Yoda, Alex Zahlten, and Yoshitaka Mōri, Oct.21, 2017 (Photo by 5 editorial office)

すでにこうした問題意識を共有したプロジェクトはすでにいくつか進んでいる。水越伸、毛利嘉孝、佐倉統らが出版しているバイリンガルの独立雑誌『5:Designing Media Ecology』では、2018年3月出版の8号で「新しいメディア理論へ」という特集を組み、そうした動向を伝えている。毛利嘉孝、伊藤守、大山真司、水嶋一憲、清水知子らが組織する「ポストメディア研究会」では、18年1月にInternational Symposium “Towards Post-Media Studies in Asia”を開催し、スコット・ラッシュ、アレクサンダー・ザルテン、アンソニー・ファン、水越伸など30名の国内外の研究者を集め、かつてフェリックス・ガタリが提唱した「ポストメディア」という概念を中心に現在のアジアのメディア研究の状況についての活発な議論を行った。

国外では、17年ハーバード大学でWorkshop”Media Ecologies in East Asia”、そしてSymposium “East Asian Media Studies”が開催され、デューク大学出版からマーク・スタインバーグとアレックス・ザルテンが編集した、日本のメディア研究の理論史を再評価する論文集 Media Theory in Japan (2017: Duke UP)が出版された。

これらのプロジェクトはたがいに呼応し合い、トランスナショナルなネットワークを成しながら、新しいメディア研究、メディア理論を育みつつある。それらはいかなる相貌を持つものなのか、この研究会で議論をしていきたい。

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https://www.fivedme.org/2018/04/13/april-28-%e7%a0%94%e7%a9%b6%e4%bc%9a%e6%96%b0%e3%81%97%e3%81%84%e3%83%a1%e3%83%87%e3%82%a3%e3%82%a2%e7%90%86%e8%ab%96%e3%81%ae%e6%a7%8b%e7%af%89%e3%81%ab%e5%90%91%e3%81%91%e3%81%a6%e9%96%8b%e5%82%ac/feed/ 0
July 8: 5 Symposium, What’s Your Next Move? https://www.fivedme.org/2017/06/27/july-8-5-symposium-whats-your-next-move/ https://www.fivedme.org/2017/06/27/july-8-5-symposium-whats-your-next-move/#respond Tue, 27 Jun 2017 06:00:52 +0000 https://www.fivedme.org/2017/06/27/july-8-5-symposium-whats-your-next-move/ (日本語はこちら)

Dear all,

On the fourth year of 5: Designing Media Ecology,
we will hold a symposium: What’s Your Next Move? 

Our world is in deep crisis.
The media
bombards us with snapshots of rising populism, widening economic divides, the
ever-present threat of terrorism and so on.

Academic study and journalism provide us with endless explanations and causal
relationships. The challenge is to deal with the critical situations we find
ourselves mired in, and this is no easy task. 

Now is the time for 5: Designing Media
Ecology
to step up this challenge. What we need is the practical application of
specialist knowledge and a design-oriented mindset.

In this symposium, the editorial office of
5 will hold a three-person talk by Shin Mizukoshi, Yoshitaka Mōri, and Osamu Sakura
to discuss about their “Next Moves”, hold a discussion workshop, 5 Bazaar, and
a party.

Application format is here.
If you can attend the event, please reflect on your
own “Next Move”, and send us your message about it in the application format. If you will not be able to attend, we also welcome your massage.

Those
messages will be shared in the workshop of the symposium.

We are looking forward to seeing you in
Kitasenju.

June 27, 2017.

Shin Mizukoshi, Yorshitaka Mōri, Osamu Sakura, Masako Miyata, Katsuaki Tanaka, Takako Matsui
5 editorial office


Date: 
14:00 – 17:45, Saturday July 8, 2017

Venue:
7th Hall,
Senju Campus of the Tokyo University of the Arts
Senju 1-25-1, Adachi
Ward, Tokyo

Application and Message:
Click here.
Please send your message: the answer of “What’s Your Next Move?” within 200 words in the application form. They will be archived, visualized, and shared at the exchange workshop. Those who will not be able to come to the symposium are also welcome to send messages.

5 Bazaar Application:
You can exhibit and exchange goods, knowledge, books, reports, softwares, foods, performances, crafts, and any other things that will help our “Next Moves”. The editorial office of 5 will exhibit, of course, the paper editions of all the seven issues of the little magazine.
Please fill up the application form, same to the above.

Language:
Presentations in Japanese,
discussions both in English and in Japanese.

Recording:
We will take pictures and videos
at the symposium, and edit them to put both on the website and the second
volume of the magazine. Please get in touch with the editorial office members,
if you do not want to be taken.

Contact:
The editorial office of 5: Designing Media
Ecology
editor + @fivedme.org
http://www.fivedme.org


Program:

14:00 5 Bazaar 

14:30 Opening Speech by Shin Mizukoshi

14:40 Editorial Board Members’ Talk: What’s
Your Next Move?

          by Yoshitaka Mōri, Sakura Osamu, and Shin
Mizukoshi

15:15 Reflection by System0708 by Katsuaki
Tanaka

15:30 5 Bazaar

16:00 Explanation of the Exchange Workshop
and Showing Messages

16:15 Exchange Workshop and Reflection

17:30 Sum up

17:45 Finish

18:30 Party near the campus

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https://www.fivedme.org/2017/06/27/july-8-5-symposium-whats-your-next-move/feed/ 0
7/8 『5』シンポジウム:次の一手はなにか https://www.fivedme.org/2017/06/27/78-%ef%bc%95%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%9d%e3%82%b8%e3%82%a6%e3%83%a0%e6%ac%a1%e3%81%ae%e4%b8%80%e6%89%8b%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%ab%e3%81%8b/ https://www.fivedme.org/2017/06/27/78-%ef%bc%95%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%9d%e3%82%b8%e3%82%a6%e3%83%a0%e6%ac%a1%e3%81%ae%e4%b8%80%e6%89%8b%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%ab%e3%81%8b/#respond Mon, 26 Jun 2017 23:51:15 +0000 https://www.fivedme.org/2017/06/27/78-%ef%bc%95%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%9d%e3%82%b8%e3%82%a6%e3%83%a0%e6%ac%a1%e3%81%ae%e4%b8%80%e6%89%8b%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%ab%e3%81%8b/ (English: posting soon)

2014年に創刊したバイリンガルの完全独立雑誌、『5:Designing Media Ecology』は、おかげさまで4年目を迎えることができました。
これまで考えられなかったような政治的、文化的な困難が私たちを取り囲みつつある。そんななか、私たちはどうすればよいのか、なにか打つ手はあるのかについてみなさんと語り合いたい!

そんな思いから、第7号特集にちなみ「次の一手はなにか」をテーマとしたシンポジウムを、下記の要領で開催いたします。

参加申込はこちらでお願いします。
参加できる方もできない方も、みなさまご自身の「次の一手」メッセージをこちらに書き込んでください。
いずれも当日のワークショップの参考情報とさせていただきます。

「次の一手」のためになると思われるモノや活動のバザールも開催。
なにか物々交換したり、売り買い出来るモノや活動をご持参下さい。
バザール参加希望の方はこちらでお申し込みを。
編集室はもちろん、『5』本誌をバザールに出展予定です!
物々交換で売り切れた号をゲットできるかも、です!

終了後、北千住界隈で懇親会を予定しています(参加費は実費)。

どうかみなさん、お誘い合わせの上、お越しください。

編集室一同、みなさんとお会いできることを楽しみにしています。

2017年6月27日
『5』編集室
水越伸・毛利嘉孝・佐倉統・宮田雅子・田中克明・松井貴子

日時:
2017年7月8日(土)

場所:
東京藝術大学千住キャンパス第7ホール
東京都足立区千住1-25-1

言語:
発表は日本語、ディスカッションは英語も使用

参加申込&メッセージ:
「次の一手はなにか?」についてのあなたなりのお考えを、200文字以内で「こちら」にお送りください。当日のワークショップの参考データとさせていただきます。
当日ご参加いただけない方も、どしどしお送りください。

バザール出展:
「次の一手」に役立つグッズ、テキストなどを当日バザール形式で交換したいと思います。たとえばご自分が出されているZine、著書、研究報告書、趣味でつくられた手芸、草花、料理、飲み物、アート作品、俳句、デジタル・データ、機械工作、自分の得意技、専門知識、肉体仕事請負などなど。
7月6日(木)までに「こちら」にお申し込み下さい。

備考:
当日は記録のために写真やビデオの撮影をいたします。それらを編集してウェブサイトにアップしたり、今後の記事として掲載する予定です。不都合な方がいらっしゃいましたら、当日ご連絡ください。

問合せ先:
『5』編集室
editor と @fivedme.org をくっつけてメールでご連絡下さい。
http://www.fivedme.org

プログラム:

14時00分 『5』バザール
 「次の一手」に必要かもしれないモノや活動を物々交換、あるいは売り買いする場。出展内容は上記のようにさまざま。おたずねは『5』編集室まで。  

14時30分 開会のあいさつ(水越伸)
 創刊シンポジウムのビデオやシステム0706のデータをご覧に入れながら、4年目を迎えた雑誌『5』編集室からのごあいさつです。

14時40分 鼎談「次の一手はなにか」(毛利嘉孝・佐倉統・水越伸)
 現在の困難な政治状況、文化状況のなかで「次の一手はなにか」、編集委員それぞれの思いを語ります。

15時15分 システム0708によるふり返り(田中克明)
 雑誌のテキストを情報工学的に解析し、このリトルマガジンで語られていることの布置を可視化します。交流ワークショップの素材として。

15時30分 『5』バザール
 14時からのバザールの続き。

16時00分 交流ワークショップの説明とメッセージ紹介
 事前にいただいた「次の一手」メッセージを紹介します。いただいたメッセージを情報工学的に解析して可視化し、それにしたがってそのいくつかのカテゴリーをつくります。

16時15分 交流ワークショップ
 参加者、編集室メンバー、執筆者などが入り交じり、いくつかのカテゴリーに沿って輪をつくり、「次の一手」についてディスカッションをし、交流を深め、報告し合います。この成果の一部はウェブサイトや今後の雑誌に反映させていく予定です。

17時30分 閉会のあいさつ

17時45分 終了

18時30分〜 懇親会
 当日ご案内しますが、ふるってご参加下さい。   

以上

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https://www.fivedme.org/2017/06/27/78-%ef%bc%95%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%9d%e3%82%b8%e3%82%a6%e3%83%a0%e6%ac%a1%e3%81%ae%e4%b8%80%e6%89%8b%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%ab%e3%81%8b/feed/ 0
June 27 Anthropocene Seminar 02 with Andrew Yang https://www.fivedme.org/2017/06/26/june-27-anthropocene-seminar-02-with-andrew-yang/ https://www.fivedme.org/2017/06/26/june-27-anthropocene-seminar-02-with-andrew-yang/#respond Mon, 26 Jun 2017 01:36:28 +0000 https://www.fivedme.org/2017/06/26/june-27-anthropocene-seminar-02-with-andrew-yang/ (日本語はうしろ)

Dear all,

The editorial office of 5: Designing Media Ecology is glad to announce that the second Anthropocene seminar will be held in the evening of Tuesday June 27th. (The announcement of the first seminar with Professor Hidenori Watanave is here).

In the second seminar of the series, we will invite Professor Andrew Yang at the School of the Art Institute of Chicago. Professor Yang is a transdisciplinary artist and scholar who examines the interweaving ecology of the natural, cultural, and pedagogical. He was one of four editorial board members of the 6th issue of 5, which featured “The Anthropocene and Our Post-natural Future”, and former contributor for the Review “Learning”.

Osamu Sakura, also one of editorial board members of the 6th issue will be a discussant. Shin Mizukoshi, the editor will be a chair. You can find the details at the end of this text.

The editorial office of 5 will also sell all the issues of the little magazine except for the 1st issue.

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     Andrew Yang (left) and Osamu Sakura enjoyed talking in 2015

鬱陶しい梅雨の季節となりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

『5:Designing Media Ecology』第7号を出版したばかりですが、第6号の特集テーマ「アンスロポセンの光と影:人類と自然の未来」にちなんだセミナー第二弾を、下記の要領で開催します。

1月の渡邉英徳さんらのお話に続き、今回は第6号編集委員でもあったアンドリュー・ヤンさん(シカゴ美術館附属美術大学准教授)をお招きし、「Anthropocene media aesthetics: relearning to relate」というテーマでお話をいただきます。本誌編集員である佐倉統が討論者、編集長の水越伸が司会を務めます。

間際の告知で申しわけありませんが、お誘い合わせの上、お越し下さい。
事前登録、参加費不要です。

当日は1号を除く、『5』の販売もおこないます。

ふるってご参加下さい。

Date: 18:00 to 20:00, Tuesday June 27, 2017

Venue: 1F Meeting Room, Fukutake Hall, Hongo Campus, Univ. of Tokyo

Speaker: Andrew Yang, The School of the Art Institute of Chicago

Title: Anthropocene media aesthetics: relearning to relate

Discussant: Osamu Sakura, Editorial Board of 5, University of Tokyo

Chair: Shin Mizukoshi, Editor of 5, University of Tokyo

Language: English

Note: Admission Free, RSVP is not needed.

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https://www.fivedme.org/2017/06/26/june-27-anthropocene-seminar-02-with-andrew-yang/feed/ 0
7号の表紙について https://www.fivedme.org/2017/06/25/7%e5%8f%b7%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%b4%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ https://www.fivedme.org/2017/06/25/7%e5%8f%b7%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%b4%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/#respond Sat, 24 Jun 2017 22:06:35 +0000 https://www.fivedme.org/2017/06/25/7%e5%8f%b7%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%b4%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ 2017年6月に刊行された『5』第7号、もうご覧いただけたでしょうか。

今回の特集タイトルは「What’s Your Next Move?/次の一手はなにか」。本誌編集委員の3人と国内外16人のさまざまな領域の方々が、現在の状況に対するそれぞれの「次の一手」を語っています。 

今日は、その第7号の表紙などに使った写真について、本誌のデザインを担当している宮田が制作過程をご紹介します。

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「次の一手」という言葉から連想されるのはチェスではないかということで、表紙には上のような写真を使いました。背景に「5」の字があり、その手前にチェスの駒が並んでいます。

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撮影の前に、まず構図をおおまかに決めておきます。表紙や特集扉ページに入る文字のスペースを確保しておくこと、チェスの駒にピントを合わせると存在感が出すぎてしまうので、少し手前に置いてぼかしたいことなどを、あらかじめ決めておきます。

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なんとなくこの方向で撮影できそうな気がしてきたので、チェス盤を購入。ポーランド製だという木製のチェス盤をネットで注文しました。届いたものをさっそく箱から出してみると、なかなかの重厚感があります。

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チェス盤は、駒のケースにもなっています。ひとつひとつきれいに並んで納められている様子は、なんとなく宝石箱のようで、手にとるのがもったいないくらいです。…が、いつまでも眺めているわけにもいかないので、ひとつつまみ上げてみると、適度な重みがあり、しっくりと手になじむ感触でした。駒の底面にはフェルトが貼られていて、盤面に置いたときにはコトンとやわらかい音がします。

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本番の撮影前のひと手間。背景に「5」の字を貼って、まずはイメージどおりの構図で撮影できそうかどうかを確認します。手前に置いた駒の大きさとボケかたを見て、背景の壁との距離を調節しながら、適度な配置をさぐります。

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次に用意したのは、ジェッソ、刷毛、水、紙やすり、パステル。ジェッソというのは、絵画でおもにアクリル絵具などと一緒に使う地塗り剤で、絵具の定着や発色の補助のために使うものです。マットな質感があるので、今回は白っぽい背景をつくるために使用しました。紙やすりとパステルは、白い背景を少し汚れた感じにするときに使います。

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板段ボールの上に「5」の形に切り抜いた紙を貼り、その上からジェッソを薄めに重ね塗りしていきます。

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まずは一重に塗り終わったところ。乾かしてから数回、重ね塗りしていきます。

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文字の茶色がどのくらい隠れるまで塗れば良いのか、様子を見ながら作業していき、背景を完成させました。

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こうして完成した背景を使って、撮影をはじめます。愛知淑徳大学で実習助手をしている村山季里子さんが手伝ってくれました。場所は、研究室がある建物の廊下の端っこです。こんな普通の場所ですが、三脚を立てて照明をつければ、立派な撮影場所に早変わり。

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チェスの駒を並べていきます。宮田は手前でカメラを構え、駒の配置を村山さんが担当しました。構図を確認しながら、「その…、白い馬のやつ…(ナイトのこと)を、もう少し右に」「その…、黒い丸いやつ…(ポーンのこと)を、少し奥に」など、素人丸出しな呼び方をしても、村山さんは動じないでちゃんと駒の位置を調整してくれます。白のクイーンを「しめじみたいなやつ」、黒のビショップを「木の胡椒入れみたいなやつ」と呼んでも、どの駒のことを言っているのか瞬時に理解してくれる村山さん。頼りになります。

「しめじ」(左)と、「胡椒入れ」(右)。

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ちなみに、村山さんの方からこちらを見ると…

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こんな様子です。撮影にめちゃくちゃ集中しています。

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端から見ると変な姿勢ですが、これでも真面目に撮影しているのです。寝そべっているあたりはちょうど隣の先生の研究室のドアの真ん前なのですが、撮影している途中でたまたまその先生が研究室から出てきて、だいぶ驚かせてしまいました…。失礼しました。

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チェスの盤面の上に駒を載せたカットも撮影します。最終的には、背景を白だけのものに替えて、特集扉ページに使用しました。

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チェスのルールを知らないので、実際にゲームの途中でこういう駒の配置になることがあり得るのかどうかも、よくわかりません。ネットでチェスのルールを調べて読んでみたものの、付け焼き刃すぎて、結局あっているのかどうかはよくわからないままでした。

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ずっと同じ姿勢で真剣に作業していたので、足がしびれている村山さん。

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最後に、セルフタイマーで記念撮影。今回、最初に思っていたとおりの写真を撮れたのは、村山さんの協力のおかげです。おつかれさまでした。そして、ドアの前で怪しい恰好で撮影をしていても嫌な顔もせずに場所を提供してくださった隣の研究室の吉田先生、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

(おまけ)
p.047で使っているチェス盤の写真は、別日に撮ったものです。

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チェスの盤面に、上からプロジェクタで「5」の字を投影して撮影しています。

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このときは教室の蛍光灯の下で撮っていたので、盤面全体がなかなか均一な光の加減にならず、また駒の影がいろいろな方向に出て不自然になってしまうのを防ぐ必要もあり、試行錯誤が必要でした。

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蛍光灯の光がダイレクトに盤面に当たらないように、光を遮るための段ボールの板を背中で支えながら、プロジェクタの位置を調節する村山さん。真面目にやってるはずなのに、やはり変な恰好に見えてしまうところがなんとも…。

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そんなこんなで、長い道のりを経て、今号もようやく完成しました。今回は「What’s Your Next Move?/次の一手はなにか」という特集タイトルから連想してチェスの駒をモチーフに使いました。チェスのゲームは途中で降りることもできますが、われわれの人生は1回かぎり。だからこそ、みんなが真剣に「次の一手」を考えないといけないんですね。

ちなみに、撮影のために購入したチェス盤を無駄にしないように、あとでゆっくりルールを覚えて、今後はチェスを趣味にしようかななどと考えていたのですが、結局撮影のあとはずっと棚にしまいっぱなしになってしまっています…。

Masako Miyata / 宮田雅子

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https://www.fivedme.org/2017/06/25/7%e5%8f%b7%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%b4%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/feed/ 0
What’s Your Next Move? 次の一手はなにか https://www.fivedme.org/2017/06/15/whats-your-next-move-%e6%ac%a1%e3%81%ae%e4%b8%80%e6%89%8b%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%ab%e3%81%8b/ https://www.fivedme.org/2017/06/15/whats-your-next-move-%e6%ac%a1%e3%81%ae%e4%b8%80%e6%89%8b%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%ab%e3%81%8b/#respond Thu, 15 Jun 2017 05:21:08 +0000 https://www.fivedme.org/2017/06/15/whats-your-next-move-%e6%ac%a1%e3%81%ae%e4%b8%80%e6%89%8b%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%ab%e3%81%8b/ As scheduled, 7th issue has published on Thursday June 15th, 2017.

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First shipment!
From the editorial works, design, shipment, to sales, all are done by six members of the editorial office and supporters. Thank you.

For more detailed information, click here.

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https://www.fivedme.org/2017/06/15/whats-your-next-move-%e6%ac%a1%e3%81%ae%e4%b8%80%e6%89%8b%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%ab%e3%81%8b/feed/ 0
Final Proof Reading in Nagoya https://www.fivedme.org/2017/05/21/final-proof-reading-in-nagoya/ https://www.fivedme.org/2017/05/21/final-proof-reading-in-nagoya/#respond Sun, 21 May 2017 04:47:14 +0000 https://www.fivedme.org/2017/05/21/final-proof-reading-in-nagoya/ Masako Miyata and Takako Matsui, two of six members of 5 editorial office were working in the weekend May 20 to 21 for the publication of the 7th issue.

Takako Matsui’s careful proof reading. Paper is a great medium for this work.

Dual displays with dual hands operation by Masako Miyata.

The 7th issue will be published in mid June, 2017.

How to buy it?
Here, you can check the detailed information about the sale. 

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https://www.fivedme.org/2017/05/21/final-proof-reading-in-nagoya/feed/ 0
6号の表紙について https://www.fivedme.org/2017/02/28/6%e5%8f%b7%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%b4%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ https://www.fivedme.org/2017/02/28/6%e5%8f%b7%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%b4%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/#respond Tue, 28 Feb 2017 05:42:19 +0000 https://www.fivedme.org/2017/02/28/6%e5%8f%b7%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%b4%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/ 『5』第6号の発売から、あっという間に2カ月半が過ぎてしまいました。もうお手にとってご覧いただけたでしょうか。

今日は、6号の表紙について少しご紹介します。

今回の特集テーマは「The Anthropocene and Our Post-natural Future/アンスロポセンの光と影:人間と自然の未来」。アンスロポセンとは、人間が地球環境に大きな影響を与えるようになった時代を新しい地質年代として区分する用語です。そこから連想して、今号の表紙には、古い地層の中からなにかが発掘されるようなイメージの写真を使いたいと考えました。

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上の写真は、表紙に使ったものです。目の粗い岩の表面に、白く「5」の文字が浮かびあがっています。

どうやって「5」の文字を岩の表面に浮かびあがらせるのかというと、その方法はとても単純です。「5」の形の型紙の上から霧吹きで水を吹きかけて、水がかかった周囲の色が黒っぽくなるようにしただけです。

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表紙の写真とは異なる場所ですが、こんなふうに石の上に水を吹きかけたものを撮影しています。

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型紙は、普通のコピー用紙の上に白いガムテープを貼って防水し、それを「5」の形に切り抜いてつくりました。防水といっても土台はただの紙なので、あまり何回も水をかけるとふやけてしまうのではないかと心配しましたが、やってみたらガムテープは案外頑丈だということがわかりました。

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2016年8月の暑い盛り、編集室の宮田・松井・田中の3人がこの型紙と霧吹き、カメラを持って、撮影にちょうど良さそうな石や岩がある場所を探しに出かけました。

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良さそうな雰囲気の石を見かけたら、すかさず型紙を置いて水を吹きかけてみます。少し水をかけるだけで色が劇的に変わる石もあれば、いくら水をかけても思うようにくっきりと色の差が出ない石もあり、どういう石が適しているのかをつかむのはなかなか難しいです。また、湿度の高い日だったので、一度水をかけてしまうとなかなか乾かず、やり直しはすぐにはできません。でも、慎重に試していくうちに、だんだんコツをつかめてきました。

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苔が生えたコンクリートの表面の質感も魅力的に思えましたが、写真を撮ってみたら、やっぱりコンクリートはコンクリートでした。しかも自分の手の影が写っているという凡ミス。

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当初の地層のイメージを逸脱して、なぜか木の切り株でも試してみたり。

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木の切り株はけっこういい雰囲気だと思ったのですが、やはり「何万年も前の地層から発掘された!」感が出ないので、お蔵入りになりました。残念。

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いい岩を探して歩きまわり、蚊に刺されまくっているうちに、だんだん何を撮りたいのかよくわからなくなってきて、石を見たら片っ端から水を吹きかけていくようになりました。その結果、我々3人が通ったあとには怪しい「5」の石碑のようなものがたくさんできてしまいました…。でも大丈夫、水なのでそのうち乾きます。

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という試行錯誤を経て、今回も無事に表紙の写真ができあがりました。紙の本はいつか朽ち果ててしまいますが、そういうものを一生懸命つくるのも悪くないのではないかと感じます。今回撮影した石のうちのいくつかは1万年くらい後にも地層に埋もれてまだ存在しているかもしれませんが、本の方は跡形もないんだろうなと思うと、自分たちがつくっているものは一体なんなのか、不思議な気がしてきてしまいます。

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Masako Miyata / 宮田雅子

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https://www.fivedme.org/2017/02/28/6%e5%8f%b7%e3%81%ae%e8%a1%a8%e7%b4%99%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/feed/ 0
Jan.28 Anthropocene Seminar 01 with Hidenori Watanave https://www.fivedme.org/2017/01/15/jan28-anthropocene-seminar-01-with-hidenori/ https://www.fivedme.org/2017/01/15/jan28-anthropocene-seminar-01-with-hidenori/#respond Sat, 14 Jan 2017 16:11:10 +0000 https://www.fivedme.org/2017/01/15/jan28-anthropocene-seminar-01-with-hidenori/  寒中お見舞い申し上げます。
『5:Designing Media Ecology』6号の刊行を記念したセミナー。特集テーマ「アンスロポセンの光と影:人類と自然の未来」に即した内容のゲストをまねき、これから5月までシリーズで開催します。
 第1回目は「ヒロシマ・アーカイブ」「東日本大震災アーカイブ」「沖縄戦デジタルアーカイブ〜戦世からぬ伝言〜」などの文理越境的、社会連携的な活動で話題沸騰の渡邉英徳さん(首都大学東京准教授、情報デザイン、ネットワークデザイン)をお招きし、特集をとりまとめた本誌編集委員佐倉統とともに、メディアの生態系と地球の生態系の深い相関について話し合います。渡邉さんには2号の刊行記念イベントでもご登壇いただきました。
『5』の販売(4〜6号のみ)もおこないます。
 ふるってご参加下さい!

The editorial office of 5 will start a new series of seminar commemorate the publication of the 6th issue. The title is Anthropocene Seminar, because the special feature of 6th issue is “The Anthropocene and Our Post-natural Future.”  
In the first seminar of the series, we will invite Professor Hidenori Watanave, leading information designer and network media artist to discuss about the futue of the media ecology and enviromental ecology of this planet. Osamu Sakura, one of editorial board members and one of curators of the special feature of the 6th issue will also make his presentation.
You can also buy paper edition of the little magazine.

Date: 15:00 to 17:30, Saturday Jan. 28

Venue: 
東京大学本郷キャンパス福武ホール一階会議室 1F Meeting Room, Fukutake Hall, Hongo Campus, UTokyo

Speaker:
渡邉英徳 Hidenori Watanave(首都大学東京)
「データを紡いで社会につなぐ 」

佐倉統 Osamu Sakura(『5』編集委員)
「アプローチとしてのアンスロポセン」

Chair:
水越伸 Shin Mizukoshi(『5』編集長)

Language: Lectures in Japanese, discussion both in Japanese and in English

Notes: 
入場無料、事前登録不要。当日の会場は施錠されているため、15時に福武ホールカフェ前に集合して下さい。遅れられる方などはこのメッセージにメッセージを残して下さい。

Admission Free, RSVP is not needed. Meet at 15:00 in front of the cafe attached to the Fukutake Hall, because the hall will be locked in the weekend.

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Dec.15, 6th issue published 第6号12月15日発売 https://www.fivedme.org/2016/12/15/dec15-6th-issue-published-%e7%ac%ac6%e5%8f%b712%e6%9c%8815%e6%97%a5%e7%99%ba%e5%a3%b2/ https://www.fivedme.org/2016/12/15/dec15-6th-issue-published-%e7%ac%ac6%e5%8f%b712%e6%9c%8815%e6%97%a5%e7%99%ba%e5%a3%b2/#respond Thu, 15 Dec 2016 07:25:47 +0000 https://www.fivedme.org/2016/12/15/dec15-6th-issue-published-%e7%ac%ac6%e5%8f%b712%e6%9c%8815%e6%97%a5%e7%99%ba%e5%a3%b2/ Dear all,(日本語はうしろ)

The editorial office of 5 : Designing Media Ecology is happy to announce that the 6th issue was out on Thursday December 15, 2016.

The special feature is The Anthropocene and Our Post-natural Future.
What is Anthropocene?
Many claim we need to identify a novel geological age, because human impact on the planet has grown to such an extent.
The special feature is edited to present multi-faceted and critical discussion on “Anthropos–humans; cene–recent.”

Also there are eye-opening pieces by global contributors.

Sales information the paper edition is here. PDF edition is here.

Thank you so much for your kind consideration.
Have a wonderful year-end.

5 editorial members.

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みなさま

2016年もあとわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

日ごろから『5:Designing Media Ecology』をご支援いただき、まことにありがとうございます。

おかげさまで『5』編集室は、2016年12月15日(木)に第6号を発売できました。

特集は「アンスロポセンの光と影:人間と自然の未来」

アンスロポセンとはなにか。
人類は地球環境に大きな影響を与えており、いまや地質時代としてそのことを示す新しい時代区分が必要だと言われています。
「人類による新しい時代」を意味する用語がアンスロポセンです。

この言葉を鵜呑みにしたり礼賛するのではなく、文化研究、メディア研究、環境思想など多様な立場から批判的に検討することが、特集の目的です。

その他、世界各地の執筆陣も読み応えのあるエッセイを寄稿してくれています。

紙版の販売情報はこちら。PDF版はこちら

ぜひお買い上げください。

『5』編集室一同

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https://www.fivedme.org/2016/12/15/dec15-6th-issue-published-%e7%ac%ac6%e5%8f%b712%e6%9c%8815%e6%97%a5%e7%99%ba%e5%a3%b2/feed/ 0
July 13: Magazine Talk at B&B https://www.fivedme.org/2016/07/06/july-13-magazine-talk-at-bb/ https://www.fivedme.org/2016/07/06/july-13-magazine-talk-at-bb/#respond Tue, 05 Jul 2016 21:23:26 +0000 https://www.fivedme.org/2016/07/06/july-13-magazine-talk-at-bb/  急なお知らせとなり恐縮ですが、5号特集「移動と場所:アジアのオルタナティブ・スペース」をめぐる下記のイベントを開催することになりましたのでご案内申し上げます。

——————————–
▼〈場所〉をあけろ!!
──『5 Designing Media Ecology』5号(特集:移動と場所 アジアのオルタナティブスペース)刊行記念

  • 登壇:毛利嘉孝、居原田遥、徳永理彩、影山裕樹
  • 日時:2016年7月13日(水)20:00~22:00 (19:30開場)
  • 場所:本屋B&B(世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F)
  • 入場料:1500yen + 1 drink order
  • 予約されることをお勧めします。ここをクリック

今、日本で、アジアで、そして世界で、人々が勝手にいろいろな〈場所〉をつくり始めています。面白いのは、交通網と情報インフラの発達によって、そうした〈場所〉の間の交流が急速に活性化していることです。超独立系雑誌の『5』5号の刊行を記念して、今回編集に関わった毛利嘉孝、居原田遥、寄稿者でマレーシア・インドネシアの文化と政治の研究をしながら展覧会の企画などを手がける徳永理彩に加えて、『大人が作る秘密基地』(DU BOOKS)、『ローカルメディアのつくりかた』(学芸出版社)の著者であり、編集者、プランニング・エディターである影山裕樹が、各地に広がる場所が生み出している文化について徹底的に議論します。

当日は5号をはじめ、バックナンバーもお買い求めいただけるチャンスです。ふるってご参加下さい。

http://bookandbeer.com/event/20160713alternativespacesinasia/

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